終わりのない場所だから

716P アイドルマスター 春香「響いているなら」. 15年07月17日 17時19分


だから、何度でも思い出そう。何度でもここに戻ってきて、そしてまた始めよう。

わからないのにわかるあらすじ

猫ノ氏 【東方卓遊戯】Format C: /P:12【ウィッチクエスト】(終) 17年09月22日 22時22分


Walfasツールによる卓遊戯動画、昨年12月に連載開始して12話で完結。
私は立ち絵至上主義者なので、ゆっくり同様、walfasツールで生成されたデフォルメキャラにもあまり思い入れはないのですが、このシリーズの場合は、新米魔女とパートナーの猫のちょっとした冒険、というコンセプトにこの絵がぴったりで、そんな私でも、ああ可愛いなあ、と思いました。
とにかく語りがうまくて、どんな世界でどんな人びとが何をしているのか、ということがクリアに頭に入ってきます。全体としてのほのぼの感、ほっこり感と、その中に織り込んでくるシリアスなドラマや探索シーンの緊張感のバランスが秀逸で、さくさく見られるのに、見終わった後に充実した余韻が残る物語です。
あと、前回のテキストをかいつまんで別物のお話にしてしまう「ぜんかいのあらすじ」が、毎回楽しい。

ああ青春

ジャンクP 柏・芽衣子・青春【柏の葉公園】 17年08月06日 19時16分


"ご近所散歩系" というのは今ひねり出した言葉ですが、そういう系統の、並木芽衣子の旅m@s動画。Pとアイドルが会話する形式で、立ち絵はアイドルのみ。
基本的にPが解説して芽衣子がリアクションする形で進みますが、このPの描き方の、アイドルと掛け合うけれどもP自身の色を主張させすぎないバランスが見事で、リアクションからにじみ出てくるアイドルの魅力と、アイドルとPの間の、親密だけれどもべったりでない微妙で絶妙な距離感とを、存分に楽しませてくれます。何気ない散歩と会話から、まっすぐで熱いメッセージに結実して終わる結末も素敵。

いつでもどこでもお茶の時間

安食志貴氏 EX三人娘のティータイムクトゥルフ【雛の苗床】 17年09月23日 14時05分


通称「ティータイム卓」、1年2ヶ月ぶりの新作。スピンアウト作品だったり別シリーズだったり、動画はちょくちょく投稿されていましたが、夜くん(封獣ぬえ)、 ユナさん(フランドール・スカーレット)水入らずのお話となると、すっごい久しぶり。
このシリーズにしては珍しく、わりと普通のクトゥルフ動画っぽいこともしつつ(なにせ今回は、ちゃんとクトゥルフの怪物が出てきて名前まで判明するw)、でも普通に二人がデートして観光している話でもあるという。いやあこの、いつでもどこでもまったり淡々といちゃいちゃしている感じが、ええ、もう、御馳走様でした。

老いた心も溶かす

ジョルジュ氏 【MAD】スプリング・ハズ・カム【ロコ】
 17年09月17日 00時00分


いつも、静止画的色合いの強いデレマス・ミリマス動画はさらっと無視しているのだけれども、この動画はそんな私でも、おお、と思いました。
第一に、アイマスアニメの映像素材を、元のアニメの文脈から切り離して、"ロコの物語の中の風景" に再構成して見せているのが新鮮。第二に、諸々の演出、小物が、"アーティストとしての表現" という物語を通したテーマの存在によって、その形でなければならない必然性が納得できること。第三に、ゲーム中の台詞を引用する場面において、テキストの表示が抑制的であって、音楽として、物語としての動画の流れを断ち切らないこと。そして最後に、クライマックスにおいてすべてが、ステージに集約され、解放されること。
雪解けの水の音が聞こえてくるようです。

こんなにさびしい恋だから

ゆらゆら氏 【卓遊戯】 東方緋想剣 session 15-16 【SW2.0】 16年01月24日 17時27分


『東方緋想剣』の本編最終回(この後にもう一本、アフタープレイ回がある)。この回におけるテンシ(比那名居天子)からヴィオ八雲紫)への "告白" が、無印アイマスの、伊織のランクAドーム成功EDにおける台詞によく似ている……という話を本家ブログに書こうとして断念したので、こちらに。

台詞が似るのは、状況が似ているからです。彼女にとって、隣にいる人はかけがえのない存在だけれども、そのことをわざわざ口にする必要はなかった。何故ならば、前者は「冒険者」であり「主人と従者」であることによって、後者は「プロデューサーとアイドル」であることによって、二人だけの水入らずで一蓮托生な関係が、システム的、環境的に保障されていたから。
けれども、物語の終わりに向かって、あらかじめ関係を保障し、保護していた条件が崩れていって、そこで彼女は、自分にとって相手がどういう存在なのか、ということを本気で考え、言葉にする必要に迫られるのです。

無印のランクAドーム成功EDの中で、伊織のものほど、宙ぶらりんで未来が何も確定していない結末はないのだけれど、『緋想剣』の結末もまた、何も確定していないし何の保証もない話とも言えます。
未来に何の保証もないからこそ、今、この時点での自分の本気の感情と向き合って言葉にする、ということが、たぶん、とても大切なことなのです。

世はまさに大いおりん時代


765_16P アケマスプレイ動画 エンディング 17年08月12日 23時06分


さっきの記事を書いてから、上がっていたことに気づきました。アケマス伊織のランクBドーム成功ED。なんちゅうタイミングでなんちゅうもんを見せてくれたんや。
いまどき(というか別に今でなくとも)、アケマスを直接キャプチャーしてプレイ動画にできる人なんてごく限られているわけで、投稿者が誰かと言えば、納得の765_16P。